circus -第二幕-
□#01 帰還
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――場所が変わってレストラン
「んで、トウリ君はどうしてここからログアウトできないの?」
「それがログアウトのボタンを押しても反応が無くてな。ログアウトできませんって出るんだよ。」
『反応あるじゃない。』
「ハハッ、そうだったな。とにかくログアウトできなくて困ってんだよな…。またSAOみたいなのかと思ってな。」
「ALOはSAOみたいにデスゲームじゃないから安心して。」
「えっと、こちらの方は…?」
『紹介がまだだったね、トウリ、こっちがリーファ。私と一緒に決闘大会に出てたの。んで、リーファ、こっちが前に写真で見せた内の一人のトウリ。』
「「よろしく…」」
二人が会釈をすると、モモは更に話を続けた。
『トウリ、よく聞いて、この世界にはアスナもいるの。』
「アスナが!?」
『うん、多分。この世界の≪世界樹≫っていう木の上にいるみたいなの。』
「そうか…。モモは勿論…」
『行くつもりだよ。トウリもでしょ?』
「ああ。情報ありがとう。早速行ってみるか。」
「ちょ、ちょっと待って!行くって≪世界樹≫に!?無謀よ!」
「俺には一分一秒も惜しいんだ。」
『私も出来るだけ早く行きたい。』
「二人とも…。そんなに≪世界樹≫の上にいる人に会いたいの?」
「『ああ/うん。』」
「今日はもう遅いからまた今度の機会にしましょ?私が≪世界樹≫まで案内するから!」
『いいの?リーファ…』
「いいの!でもしばらくはちょっと知り合いと折り合いつけないといけないから、待ってね。その間にトウリ君は装備を整えたほうがいいわ。」
『じゃあ、その間、私がトウリと一緒に行動するよ。』
「そうしてくれるとありがたいわ。じゃあ、またね。」
そういってリーファは宿屋である2階に向かった。
『ごめん、私も落ちるね。トウリ。もう少しだけの辛抱だから…。』
「ああ。これからもよろしくな、モモ。」
『うん。』
返事をした後トウリを一人残し、モモもスプリガン領のレストランの2階の宿屋にて落ちた。