circus -第一幕-
□#07 幻の復讐者Ⅱ
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「さて、どうやって遊んだもんかね…。」
「あれ！あれやろうよ、ヘッド！殺し合って最後に残ったやつを助けてやるぜゲーム！」
「んなこと言って、お前最後に生き残った奴殺したじゃねぇか。」
「あー！今それ言っちゃ、ゲームになんないっすよ、ヘッド！」
目の前で繰り広げられる残酷な言葉にシュミットはできる限りの力を振り絞り、カインズとヨルコの方も見た。
そちらにはプレイヤーキラーで有名な"赤眼のザザ"が自慢のエストックを突き付けている。
「さて…、取り掛かるとするか…。」
大型のダガーを持つのは、ラフィン・コフィンのリーダー、≪PoH≫だ。
その大型ダガーを振り上げ、シュミットへと振り下ろそうとした瞬間――
PoHは止まった。
何故ならこちらに向かってくる、動物の足音が聞こえたからだ。
≪パカラッパカラッ≫
「ヒヒーンッ！！！」
突如現れたのは馬でそれを乗りこなして？いたプレイヤーは馬が大きく上体を起こしたせいでおっこちてしまった。
「いたッ」『いったーッ』
そのプレイヤーたちはお尻を抑えながら立ち上った。
馬に乗ってきたプレイヤーはキリトとモモだった。
本来馬は一人用なのを無理して二人乗りしてきたのだ、振り落とされても仕方がない。