幸せであれ 雨
□08 木登り
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倒れたカカシ先生を多重影分身を作ったナルトとタズナさんで運び、アオイはサスケにおんぶされ、やっとことで、タズナさんの家に辿り着いた
「たっはー…、疲れたってばよ…」
『サスケ、もう降ろしていいから、ね?』
「……」
サスケは何故か不満気な顔をして、渋々といった感じで、アオイを降ろした
タズナさんの家に着いてから、くつろいでいると、眠っていてカカシ先生が突然目を覚ました
「「ぎゃー!!!!」」
寝ている間にカカシ先生のマスクの下を覗こうとしたナルトとサクラは驚いたあまり、尻餅をついていた
『どうしたんです、カカシ先生?』
「…嫌な予感がする。アオイ、再不斬をやった仮面の奴の武器は何だった?」
『えっと、千本です…』
「そうだ…。普通、死体処理はその場で行うが、あの仮面の奴は自分より体の大きい再不斬を担いで消えた…」
『……千本は殺傷能力が低い武器だと聞いています。』
「つまり…」
「な、なんだってばよ!」
『「再不斬は生きている。」』
「「ええーっ!!!」」
『千本が刺さったのは、首元。しかも、ほんの数本…。それであの再不斬が死ぬとは思えない…。』
「アオイの言う通りだ…。俺も確認したが、あの時は仮死状態だったんだろう…」
『仮死状態なら、1週間程度で、また動けるようになるんじゃ…』
「そこでだ、お前たちに修行を言い渡す!」
床に伏したまま、カカシ先生はキメ顔を披露した