幸せであれ 雨

□07 秘策
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カカシ先生が再不斬の術に捕まった以上、ナルトたちの、勝算は無いに等しかった


水分身が消えたかと思ったら、アオイの横にいたナルトが再不斬に蹴り飛ばされた


『ナルト!!』


「お前ら!今すぐタズナさんを連れて早く逃げるんだ!こいつとやっても勝ち目は無い!俺をこの水牢に閉じ込めている限りこいつはここから動けない!水分身も本体からある程度離れれば使えないはずだ!とにかく
今は逃げろ!」


カカシ先生は水牢の中からアオイたちに声を掛ける


『(でも…、そんなに簡単にこの人から逃げられるとは思えない…!)』


「うぉおおおお!!」


「「「!!!」」」


カカシ先生の忠告も無視して、ナルトは再不斬に向かっていった


『待って、ナルト!』


勇敢に立ち向かっていったナルトだが、案の定、再不斬にあしらわれてしまった


『だから、ナルト、待ってって…!』


だが、蹴り飛ばされて戻ってきたナルトの手には、額当てが握られていた


「おい、そこの眉無し…、お前の手配書に新しく載せとけ!いずれ、木の葉隠れの里の火影になる男…、木の葉流忍者、うずまきナルトってな!」


ナルトは再び額当てを付ける


『ナルト…』


ナルトの頼もしい発言に今までの逃げようと思っていた考えが無くなる
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