幸せであれ 雨
□03 サバイバル演習!
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担当上忍との顔合わせの次の日ーー
アオイは悩みに悩んだ末、ご飯を食べなければ、演習でも力を発揮出来ないだろう、と考え軽く朝ご飯を食べた
準備を済ませ、家を出ると、見慣れた人物が家の前で待っていた
『!サスケ、おはよう』
家の前で待っていたのはサスケだった
「ああ…」
軽く返事をしてくれたサスケの横に並び、2人で今日の演習が行われる演習場へと向かう
演習場に着くとそこにはまだ誰も来ていなかった
『一番乗りだね!』
ふふ、と笑ったアオイにサスケは少し頬を染めるも直ぐに目を逸らして近くの木に寄りかかった
それから、サクラやナルトも来たが、肝心のカカシだけが、集合時間を過ぎても来なかった。
「いやー、諸君。おはよう」
「「おっそーい!!!」」
担当上忍だというのに、カカシは大遅刻をした
「よし、12時にセット完了!」
カカシは、悪びれる様子もなく、そのまま目覚まし時計をセットし、丸太の上に置いた
『「「?」」』
「お前らには、今からこの鈴を取ってもらう」
そういって、カカシが用意したのは3個の鈴ーー
どう考えても、今の第7班の人数と数が合わない
その鈴をカカシから奪えばいいのだが、奪えなかった者は、アカデミーに逆戻りになるという
『(鈴は私達の人数よりも少ない。しかも、奪えなかったらアカデミーに戻る…。仲間割れしちゃう…)』
アオイが頭の中で考えている間に演習はスタートしようとしていた
「まぁ、ドベは放っておいて…」
カカシのこの言葉にナルトが反応し、まだスタートの合図も出ていないのに、カカシに向かっていった