幸せであれ 雨

□00 出会い
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ーー火の国、木の葉隠れの里


この里にも冬というものが
やってきた
あたり一面が銀世界になり
里には幻想的な世界が
広がっていた




『うわぁ!雪だ!!』

「こらこら、アオイ。そんなにはしゃいでると転んでしまうぞ?」

『だーいじょーぶだもん!』


雪の中をキャッキャと楽しそうにはしゃぐ子供とそれを少し離れて見守る男


『ふわふわー!!っきゃ!』

「!アオイ!?」

新雪に足を取られ、アオイはそのままコロコロと雪の上を転がっていった


ベシャ

『はわ〜…』

ようやく止まったが、
顔はふわふわの新雪でまみれ
目は回っていた
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