circus -第一幕-
□#08 黒と藍の剣舞T
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「フレンドリストに登録してんだから、それくらい分かるだろ?」
「生きてるならいいのよ。それより…なんなの?シェフがどうのこうのって…。」
「あ、ああ…、そうだった。今モモとアスナ、料理スキルの熟練度、どの辺?」
「ふふん、先週コンプリートしたわ。」
『私は2週間前にコンプリ―トしたよ。』
「「なッ!?」」
「すごいでしょ。ま、モモには遅れたけどね。」
『アスナもいっぱい料理作ってたじゃん。その賜物だよ。』
「その腕を見込んで頼みがある。」
そういうとキリトはメニューウィンドウを少し弄ったかと思えば可視モードにして例のアイテムをアスナに見せた。
「ん〜、えっ!?こ、これって…≪ラグーラビット≫!?」
「取引だ。モモもな。こいつを料理してくれたら一口食わせてやる。」
「『は・ん・ぶ・ん!』」
私とアスナはキリトの襟首を掴んで、せり寄った。
「ぇ、あ…、うん。」
私たちの気迫に負けたのか了承の返事をもらうと私とアスナは喜んだ。
『やったね、アスナ!』