空を自由に飛べ

□空を自由に飛べ2
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「え、職員会議中?」

昔通っていた学校であろうと卒業した今や部外者である名前は手続きのため受付に行き、顧客主である先生を呼んでもらおうと思っていたのに当時いなかったおばちゃんがそう言った。

「あっちゃー、タイミング悪かったなー」

右手で自分の後頭部に手をやる名前を見ておばちゃんは荷物を預かろうかと訪ねた。

「あー、ありがとう。その親切にもの凄く甘えたいのは山々なんだけど、直に届けるってのが売りだらさ、丁重にお断りさせてもらうよ」

そういうと納得したように笑うおばちゃん。

いい人だ。

「その代わりさ、その先生の部活と場所教えてよ。届けに行くからさ」

人のいいおばちゃんはすぐに体育館だよ、と教えてくれた。

今年からバレー部の顧問として精進していることまで教えてくれた。

「……バレー部、ね」

そう呟いた名前におばちゃんは不思議そうな顔をした。

「ん、なんでもないよ、教えてくれてありがとう」

そして名前は体育館へと向かった。
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