東方幻想郷

□第1話 異変
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なんだ?あの赤い霧は……

それに気づいたのはいつものように散歩がてら俺の好きなお酒『妖命酒』を買いに行った帰りだった。

これが紫の言ってた『異変』というやつか

それに気持ちが昂る……この赤い霧に含まれてる妖気のせいか。

なんか面白そうだし行ってみるか!

〜青年移動中〜

「ここか……」

目が痛くなるような赤色に洋館のような建物

だが、建物が放つ雰囲気は異様だった。

建物に近づけば近づくほど気分が高揚してく。

途中、変なのに絡まれたがのしてやった。

「これはなかなかどうしてすごいな……(汗)」

派手に壊されていて門としての役割を果たしてなかった。

幸いなことに門番が気絶していたので戦闘にならずにすんだ。

建物の中に侵入すると馬鹿巫女の孫と見知った女がドンパチやってた

「よぉ……咲夜」

「し、師匠……!?」

俺の顔を見て咲夜が驚く。

「命……あんたがなんでここに」

馬鹿巫女の孫が聞いてくる。

「なぜって……面白そうだから」

俺が動く理由ったらそれくらいなもんだぜ

「それと、馬鹿巫女……急いでんだろ?ならこいつは俺に任せてもらおうか?」

馬鹿巫女じゃない!と言うとここは任せたわ!と階段を登っていった。

「さて……久しぶりの再会だ。少しは楽しませろよ?」

俺が力をつけてやるために修行してから数10年……

あの頃よりは強くなってんだろうな?

「師匠とて、お嬢様の邪魔をするというなら……排除します!」

手に持ってるナイフを投げてくる。

「相変わらず……手品師みたいなやつだな。」

風圧だけでそれを弾く。

「……っ!なら、これで!!」

咲夜が時を止める。

そんなことしたって無駄だってのに……

「俺の能力がなんなのかわかっててやってるのか?」

時間を強制的に戻すと空中に漂う無数のナイフを地面に叩きつける。

「認識した能力は無効になるんだぜ?」

咲夜の顔が青ざめる。

馬鹿な弟子だぜ……今頃、力の差に気づいても遅いってのに

「悪く思うなよ……」

俺は咲夜の視界から消えると咲夜の懐に入り込みパンチをして気絶させた。

「さて……次は、この下から感じる妖気を放つ奴の元へといくか。」

気絶してる咲夜を階段に寝かせると俺は下へと向かった。

が、しかしその必要もなくなった。

"むこう"から出向いてくれたのだ。

「楽しめそうだなぁ!」

両手に妖力を集めて放つ。

「アハハ……壊ス!」

真紅色の剣で斬ると狂気じみた笑みをうかべた。

「こりゃあ……楽しめそうだ!」

このワクワク感は数100年ぶりよ!

「禁弾『過去を刻む時計』……!」

「……!」

まじかよ……のっけから本気出すとか

「防御『霊亀』!!」

避けきれないと判断してスペルカードを使い防御する。

そのあとも、いろいろとスペルカードを使い攻撃してくるが防御するばっかりで飽きてきたのでそろそろ反撃したいと思います。

次々と襲ってくる弾幕をくぐり抜け右手に妖力を込めてフランの懐に入り込み殴る。

このくらいじゃあ倒れないとわかりきってるのでもう1発おみまいする。

「アハハ……ヤルネ……ガフッ!!」

ニヤリと笑いながら血反吐を吐く姿ははっきりいうと気持ち悪い以外の何でもなかった。

「ほぅ……まだ立ち上がるか」

「オコッタモンネ……ブチコロスゥ!」

さっきの真紅色の剣をどこからか取り出すと俺めがけて振り下ろす

ピタッ!

俺はそれを人差し指で受け止める。

「てめぇは俺にかなわなぇよ……」
 

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