07/03の日記

23:59
【ドレスヴァン城のある一日】
---------------

※2015年2月19日ロイヤルトークより

「おい、ジャン。顔文字とやらの打ち方を教えてくれ」
「は、顔文字…でございますか?」

主の口から飛び出した、およそ似つかわしくない言葉に、ジャンは目を見開く。

「あぁ。先日ロイヤルトークでロベルト王子達が使っていたのだが、さっぱり分からん」

ロベルトが言い出した『彼女独り占め反対運動』なるものに参加しようとしたものの、挙手の顔文字の打ち方が分からず、一人茅の外に出された気がしていたのだ。
意味が分からんと眉を顰める主に、ジャンは小さく微笑む。

「かしこまりました。では、私がジョジュア様の携帯に登録しておきますね」
「頼んだぞ」

ジャンの答えに満足そうに頷き、ジョジュアは携帯を執事に渡した。



その後、『わらう』や『なく』と打ち込めば顔文字が出るようになったものの、ロベルト達に笑われてしまうのだった。

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ