天てれ小説

□聴こえなくても(恋愛)
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独りぼっちだった私が、少しずつ変わっていく。



私は控えめな性格の…所謂クラスに1人はいる存在感が薄い人。

だからか、周りも私には気にせずそれぞれ動いている。

「…帰りに図書館行かなきゃ」

忘れないようにメモ。

この日、私は運命的な出会いをする事になる。

この日もいつも通り学校が終わる。

ランドセルを背負ったまま、図書館に行く。

「次は何借りようかな」

本を返し終え、読む本を散策する。

その中で、不思議な光景を目にした。

本を読む男の人。そこまでは至極普通。

その男の人は、誰かに話しかけられても反応しない。

本に集中しているのかな、と思っていた。

その男の人は、別の人に肩を突つかれると酷く驚いていた。

そして、手を色々動かし始めた。

別の人は困り顔をしたが、男の人はそれに気づくと筆談に変えた。

そしてメモに書いて話している。

そして、手を動かしたりメモに書いたことを口に出している。

どう聴いても話せている訳じゃなく、それっぽい発音をしている感じ。
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