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□押されて
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「リヴァイ兵長〜!!!!!」
…
……
‥‥あぁ、また来やがったか、
呼んでもいねぇのに、こうして俺の目の前にやって来る部下の名無しさん。
俺はうんざり……と、まではいかないが、こう毎日来られると正直疲れる。
これさえ無ければ割と好印象な部下なんだがな‥‥ただ、俺はこう毎日毎日お前の相手をしてやるほど暇ではない。
この俺の『暇ではない』という言葉が、毎度お前に対して素っ気なく返してしまう理由と言ってしまえば言い訳と思われるだろうが、俺は本当に多忙だ。
だが、こんなにも素っ気ない俺に毎度毎度声をかけてくる名無しさんは、本当に懲りない奴だと思う
変わらず話かけてくる彼女に対し俺は、「そうか」「あぁ」なんて一言返事の毎日だ
なのに、なぜ懲りずにお前は何度も何度も飽きねぇで俺の所ばかり来るのだろうか?
‥‥
「兵長、今日は会議ですか?」
「あぁ」
…
「兵長っ!隣座ってもいいですか??」
「勝手にしろ」
‥‥‥俺は素っ気ない返事に多少は申し訳ないと思いながらもこうして名無しさんをあしらってしまっていた