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□今時の仕返し方法
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ななしは、同期のサヤの自宅に招かれ、鍋をご馳走になっていた時
ふと床を見て、心臓が逆流するように脈打った。
(……これって)
サヤの死角で、落ちている髪の毛を広い確認するななし
こんな赤い色の髪の毛を持つ男は、そんなにいないため、すぐに彼氏であるレノが親友のサヤと浮気をしているのを疑った。
「サヤ、ご馳走様でした〜」
何事もなかったかのように、食べ終えたななしは、用事があるとサヤの家から抜け出し
そしてサヤの部屋が見える物陰に潜んだ
それから1時間ほどしたとき、ななしの予想通りにサヤの自宅に、赤い髪をしたスーツの男が入り込んだ。
(……最悪。レノ…)
ななしは苦しい心臓部を押さえながら、レノに電話をつなげる
___プルルー
『はい、ななしどうした?』
「どうしたじゃない。アンタ今サヤんちいるでしょ」
『は、!??、お前今どこだよ!?』
電話越しで焦るレノ
同時にサヤの自宅の扉が開き、レノが周りを確認して、ななしを探しているようだった。
「探しても無駄」
『お前いまどこだよ!!』
「別れよ。サヤとお幸せに。私も今出会いアプリで男見つけて、慰めてもらうから」
『おま、待てって!____プツン
切られた電話越しでレノが怒鳴ってるのがわかったが、ななしは悔しさのあまり本当に出会いのアプリを登録した。
写真を登録してくださいと書かれている画面に自分の写真を登録し
現在地を八番街に設定すると、いきなり連続で沢山の男性から連絡が入った。
『今から会えますか?』
『何募集ですか?』
『俺んち来ません?』
『かわいい』
『タイプ!!呑み行きません?』
次々と来る沢山の連絡の中から
1番タイプ…と言っても
やはり若干レノ寄りの男を選び
ななしは連絡を返した。
「こんばんは^^」
すると直ぐに男から返事が来て、ななしも返事を返し始める。
『彼女に振られ消沈中です。もし良かったら、飲みに行きませんか?』
「私も凹んでます。八番街にいます。」
『同じですね!ではしゃぶしゃぶ屋さんの前で会いましょう』
そうしてななしは
その自分で選んだ男性と会うことになった
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