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□新製品*裏
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「やはり私達の睨んだ通りだったな」
入り口に現れた、ケースを持った黒スーツの同僚に、レノは顔を青ざめる。
「つ、ツォンさん!!これは誤解ですって!!」
誤解ですと両手をあげるレノだが、
その勢いで布団が落ち、ななしとレノが裸のまま密着してるのがツォン達に公開されてしまう
「はぁ。。……もう見てられん。イリーナ、例のものを」
「了解っス!」
「お、おい、…冗談だろ、と。」
イリーナが怪しげな銃のようなものをアタッシュケースから出し構え始めたのだ。
流石に焦りレノはななしを守ろうと背に隠すよりも早く、イリーナは2人に1発づつ的確に打ち込んだ。
「何しやがんだ
!!……ん?なんだよこれは。」
打たれた場所を確認するが、レノの体には傷一つなかったのだ。
ついでにななしの身体を確認するも、異常なし。強いて言えばレノ自身が吸ってできた紅い印があるくらい。。
「お前達が任務が被る度に体の関係に陥ってたのは薄々気づいてはいた。それで盗聴器、発信器を仕掛けたらこのザマだ」
「…えっと…これは…」
「…お前達は同僚の関係以上に何もないだろ?いい年して身体の関係だけを継続させるなんて…万が一子供ができたらどうするんだ!責任は取れるのか!?」
父親みたいな説教に、レノは流石堅物だと笑いを隠すのに必死だった。
俺たちもう成人してるからそんな事他人にはとやかく言われる筋合いはない、と言いたいが、
レノは堅物のツォンの話をはいはいと聞き流す。
「まぁ……いい。今お前達2人に打ち込んだのは、神羅カンパニー製品の新作だ。
まだ世には出回ってないが、この液体を打ち込まれた男女は一定の期間身体の関係になる事が不可能になる優れたものだ」
「なんだよそれ」
説明を終えたツォンは、イリーナと新製品と呼ばれる銃のような注射をアタッシュケースにしまい、裸の2人に背を向けた
「今のお前達に丁度いい新製品だろう?…では明日から性行為なく、しっかり任務に励んでくれ」
静かに姿を消したツォンとイリーナ
残されたななしとレノは
今のはなんだったのか…と口を開けていた
「……は?なんだ」
「えっちできなくなっちゃったって事?」
「…まぁ、そうらしいな」
そんな馬鹿げた話はあるか?と
笑うレノに対し、ななしもつられて一緒に笑っていた。
しかしその数分後。。
「……入らなねぇ」
「…ぇ」
「…入んねえんだよ…ちんこ。。。ななしの中に」
2人で目を合わせ
今から繋げようとしている互いの局部を見るが、いつもと何も変わらない
しかしレノが力を入れるも
彼女の中に入り込むことがてきないのだ。
「…うそだ。。レノ〜 ふざけてないで早くぅ。」
「いやマジだぞ、と。俺だって早く挿れてぇんだからそんなくだらない冗談なんて言わねーよ。」
ななしはレノのそれを優しく掴み、自身の膣の入り口へ誘導していく
が…
「え、、、入らない」
「だろ?」
「………」
それから十分ほど苦戦したが
全く挿入することができず
結局諦めた2人だった。