□秘密の取引 2
1ページ/3ページ




私はレノに抱かれたあの日から
夢を見る





温かく気持ちの良い夢





朝目が覚めると、裸の男性に抱かれてて…私はその男性の胸にそっと頬を付け、温もりと心臓の鼓動を肌で感じる…そんな夢。



その男性が私に


「起きたのか、と」




って私を甘い瞳で見つめてくるの。







あぁ今日も幸せな夢。


温かい。



起きたくないなぁ、、




「おい、また寝るのかよ。折角俺たちの休日が揃ったんだから、デートいくぞ」






……。





ん?






寝ぼけた私が夢から目覚めると
目の前には裸のレノがいた




「…なんで!??? なんでいるの!????え、本当になんで?」




焦る私に対して同僚のレノは
余裕な顔をして笑い出す。



そんな余裕な顔されても、私は昨日鍵しめて寝たし、第一レノを部屋に入れる関係になったわけでもないのだ。





「ピッキングなんて俺にとっては朝飯前だぞ、と」



なんて言いだすレノになんで裸で人のベッドに入ってるのかと問うと



「一緒に寝ようかと思って忍び込んだら、お前がそんな格好で寝て、俺を誘っくるからだ」




なんて言い出した。



誘ってないし、


本当に勝手だし


変態




「お前は俺の女なんだ、デートしたいと思うのは当たり前たろ?」





私はレノに押されて


休日を一緒に過ごす事になってしまった。




レノの要望通りに仕事では絶対あり得ないスカート にヒール姿



隣で並んで歩けば
本当のカップルにしか見えないだろう。



男の人とデートなんてした事なかったから、とても新鮮で、刺激的な一日だった。




一緒にご飯食べたり
一緒にゲームセンターいったり

水族館や映画館



1日じゃ、、


時間… 足りない…気がする



なんかわからないけど
すごく楽しかった。





「レノ、今日一日ありがとう!こんな楽しいの初めてだったよ」



「ななし、お前…本当は女らしくてかわいいな。俺本気で好きだから、これからもずっと俺しか見ないでくれよ、と」




最後にホテルに連れられそのままこの前のような関係に落ちてしまった私達




夢でみたように何度も愛されて、
何度も名前を呼ばれる



そして全身に丁寧に落とされる
レノのキスが、私の全てをおかしくしてしまう。



本当に、私、、女で良かった。






次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ