□image*続
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「レノ先輩、ななしさんに最近アタックしてないっすね」


「…諦めがついたのか…相棒」





レノが仕事中だけではなくオフィス内でも全くななしに相手をしなくなったことで、イリーナとルードはやっと諦めたかと言わんばかりに話をしていた



「レノ先輩しつこすぎましたもんね、あれは嫌われて当然な気が‥」


「このほうが静かでいい‥」





しかし、レノは人がいない場所でななしにちょっかいをかけるようになっただけなのである。





任務中、残業中やリフレッシュルーム



そして仮眠室。






二人きりの時にななしを誘ったりする事で、なんとレノは食事に行くだけではなく、キスをすることまで成功していた






今日もまたオフィスから姿を消したななしを急いで追いかけるレノ。



「おじゃましますよ、と」



仮眠室のベッドに横になるななしを見つけお構いなしで隣に潜り込んでゆく



「ん……レノ?」




ななしは背中から抱き締めればすぐに匂いでレノの存在に気付いた。



二人きりの時は怒らず照れるのを知っていてレノはこうして誰もいない場所を狙ってやってくる。ななしも満更ではない様子だ


「…なぁ、ななし…そろそろ俺とつきあえよ、と」


「……それは」



キスをする度に告白してはいるがなかなかOKはもらえないでいるレノは、このもどかしい関係に満足できないでいた。



「なんでキスはするのに付き合えないんだよ」



レノはいつもこの話になると遊ばれてる様で少し苛々を見せる。いつもこうだ



「俺が嫌いなのか?」






「…違う…好き」



「じゃあなんで拒否する?」




「だって………付き合ったら…私…」




「好きならいいだろ、と。俺に対して不安があるならなん全部言ってくれ、だらしない部分も直す。だから付き合えよ」




レノは背中しか見えないななしの耳元に近づき、囁く



「なぁ…ななし…いいだろ、と」




「ん……耳だ、め‥。」





「二人きりの時は素直だな、と…ななしチャン?」






普段のクールなななしとは全く違う反応を示す。レノはもっと誰も知らないななしを見てみたいと思った





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