監禁
□13日目
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昨夜言っていた彼女が
訪れているのだろうか?
防音が効いているのか
あちらの音は何も聞こえない。
そして、手足を動かすことも
声を上げることも不可能なこの状況
私は今までで一番苦痛だった。
あと何時間この状況が続くのだろうか?
いや、下手したらこのまま私を忘れて彼女とどこか遠くに行ってしまうかもしれない
私は不安と極度の尿意で
涙が止まらない。
泣くたびに呼吸も苦しくなる
早く
早くリヴァイ……来て。。
_________.
____
_
__ガチャ
「すまねぇ、待たせた……。おい、どうした?!」
リヴァイは涙を流す私に気づくと、勢いよく口元に貼られたガムテープを外し私を懐に抱き寄せた
「……待たせて悪かった」
「リヴァイ…………」
私は安堵から涙が溢れた止まらない
「しかたねぇな……」
リヴァイは涙の止まらない私の頭を、何度も優しくし撫でてくれた。
「名無しさん、お前何で泣いていたんだ?」
「…………。」
リヴァイ兵長は黙る私を後から抱きしめ、尚も質問を続けてくる。
「なぁ、言え…」
そんな甘い声で言われたら
私は…心の声が溢れ初めた
「……リヴァイが彼女と何処か行っちゃうと思って……怖くなったの」
そんな私の馬鹿な気持ちに対して、リヴァイは少しだけ口角を上げる。
「心配するんじゃねぇ、俺は最期の時までお前の世話はしっかりしてやる」
…………
でも、そんな言葉
嬉しくない…………
本当は
お前だけだ とか
本当は彼女なんていない
などの言葉を期待してたの。
……あれ?
私…………これ、やきもち?
それと、、最期の時って
なに