監禁

□12日目
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「おい、起きろ」




「ん…ぅ…」




私は身体の気怠さのせいなのか、鎖や鉛のせいなのか身体を起こす事ができないでいた




「昨日はすまねぇな、いきなり」




昨日?




あぁ、そうだ




身体が気怠いのは
リヴァイ兵長のせいだ




昨夜もたしか…
身体で遊ばれたんだっけ……。





またしても挿入はされなかったが
いつもよりもリヴァイ兵長は
濃厚に絡みついてきた。。



無理やりフェラを強要させられ
吐き出させられた欲を飲まされ



私が潮を吹くまで
掻き回された。。。。




ここまできたら最初に言った
『変質者ではない』は、前言撤回だ。





…そして私が動かず、ベッドの中から
リヴァイ兵長を見つめていると何を思ったのか布団に入り込んできた。






「………っ。、」



「………何もしねぇよ」




怯える私をただ、
横から抱き寄せて眠る形をとる



よく、恋人がしてくれるあれ。。




なんでかわからないけど
少し、幸せを感じてしまった。




「名無しさん、こっち向けよ」





「……ん、っ」



振り向くと同時に
触れるだけの優しいキスをされる




それは監禁されていると思えない位に
とても優しいキスだった。








こんな密着され
たくさん優しいキスをされると
気持ちが勘違いしてしまいそう。。




そんな事を思っていた……が








「…明日、俺の大切な奴が来る。その間、お前は絶対に音を立てないでこの寝室にいろ」





……大切な人?



…彼女、だろうか?




リヴァイ兵長は私とその大切な人を対面させたくない様子




なんだろう…この嫌な気持ち





心臓の鼓動が激しくなる。激しくなる処か、全身の血が逆流するように……苦しい。






大切な、人?と私が聞き返せば「そうだ」の一言で会話が終わってしまった。






心臓が苦しい。。



締め付けられるような
きゅううとした痛み。。




リヴァイ兵長に彼女がいたとしても
おかしくはない………



私を監禁してるからと言い
私と身体を合わせるからと言い



わたし以外にいないとも限らない。



…もしかして、体を重ねる時に挿入をしないのは…彼女がいるから???



あぁ、どうしてそんな事
気にしてしまうのだろうか?



私は…リヴァイ兵長の事
好きなわけでもないのに………。
彼女でもないのに「誰?」


なんて聞いてしまった…





リヴァイ兵長に彼女なんていて欲しくない…なんて思っている自分が


とても気持ち悪い。。。





リヴァイは少し不思議そうな顔を見せ、口を開いた。





「……彼女…だ。」




……その一言により





リヴァイが私を"恋愛感情"で監禁をしている、と言う考えは一気に消えていった。




彼女が私をここで監禁している事を知らないため、決してバレてはいけない





何度もそういった事を念を押されて




その夜私はベッドに固定された。

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