監禁
□9日目
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朝の光を見ながら食事をするのは
いつぶりだろうか
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私の口に
スプーンを運んでくるエレン
いつも私に食事をさせるリヴァイ兵長とは違い、どこか戸惑いがあり何度も服に汁が垂れ落ちる。
「あ、悪い……こんな慣れないこと、上手くできないって……」
エレンは汚れた衣服と口の周りを拭う。
…衣類から……浸透して不快だ。
私はこのタイミングを狙い
エレンにお風呂を要求してみた
「……。ねぇエレン、私おふろ入りたい」
「ふ、風呂!?‥‥マジかよ‥‥」
予測通りに『風呂の中まで入って監視をしろ』と言われた様子だったが
エレンは私と同じくらいの年齢でやはり年頃の男の子であって……
そう簡単に、風呂など私を入れれる訳などないのであった
「お風呂入りたい。。」
「ど、どうやって、風呂なんて!!」
「じゃあお風呂の入り口で待ってて?それならいいでしょ?逃げるならそこしかないんだもの」
そしてエレンは私の案に
ひとつ返事で返してくれた。
___________しめた。
顔を赤くしながら、私の衣服を脱がせてくるエレンを前に、私は他の意味で緊張が走っていた
私の記憶が正しければ、浴室に窓がある。
__そこから逃げられるかもしれない
私は高鳴る心臓と共に浴室に足を入れる
……窓だ…
やはり私の記憶は正しかったのだ。
大人1人通れるか
通れない程の小さな窓
私は……きっと通れる。
あとはシャワー全開で
音を立てない様に、窓を開けて…
_________ジャアアアアア
降りるのみ
エレンに申し訳ないないと思いながらも手錠で繋がったこの手で、窓をこじ開け、外を見た
高さは少し在るが、運良く
下には柔らかそうな木がある
エレンは気づいていない。
私は思い切って窓から身を乗り出し、
そのまま飛び降りた
_______ズザザッ!!!
____________!!!うぅ。ー
裸で落下したのだから
痛いのは当たり前だ…。
でも、そんな事よりも…
自由になれてしまった。
私は久しぶりの外の空気を
肺一杯に吸う。
肌の擦り傷なんて
気にも止めなかった。
早いところ隠れなければ、
エレンに見つかってしまう…
かと言って、裸体で走っていれば
注目の的となってしまう…
極力物陰に隠れながら、監禁されていたあの部屋からできるだけ遠ざかった。
________これで自由
予想以上に
簡単に解放されてしまったこの身。
その安堵と、走り疲れて私は倉庫の物陰で腰を下ろす。
……その時だった。
「おいおい、こんな所にかわいい裸の女がいるぞ?」
下品な声が聞こえたと同時に私は何者かに後ろから羽尾い締めにされる
「うわぉ〜マジだ、綺麗な身体してるな。ちょっと味見させれよ」
「や、ぁああああ!」
手錠のせいで逃げる事も抵抗も出来ない。
周りにいるのは3人くらいか‥‥。
‥‥手錠さえなければ。。。
こんな状況でも。。。
嗚呼、こんな所で変態親父に犯されるならば、あのままリヴァイ兵長に監禁されていた方がましだったかもしれない。。
そう思ってる間にも
男の指は私の秘部に入ってくる。
「あっん…あああっ、ぃ…やぁ」
「すげぇ汁だ…俺が舐めてやろう」
「やめ、て、気持ち、悪っ」
私を後ろから抱え、脚を広げる男。
そして秘部にかかる生ぬるいもう一人の吐息
_________サイアクだ
_________。
私は目を閉じて構えたが、
一向に男の舌は来る気配はない
ないどころか、膣に入り込んでいた指も、耳に掛かる吐息も消えていた。
恐る恐る目を開くと…
既に周りの男たちは屍となっていた。
「死んで、る?……
「テメェ、3日も留守番できねぇのか?!」
その声に振り向くと、赤い血が付いたブレードを布で拭うリヴァイ兵長が立っていた。
間違いない
何度か訓練の時や作戦の時に
目にしたことがあるから分かる。
間違いなく彼は本物の
リヴァイ兵長だ…………
そして、
声からして私を監禁していた男が
彼だ、と確信した。