監禁

□1日目
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__________ジャラ




____!???





な、なんで手が、動かないの?



足も…上がらない




視界も真っ暗だし…声もでない




いや、冷静になって考えてみれば
拘束されている事なんてすぐにわかった





この鈍い音からしいて
手足を繋ぐのは鎖だろう。




そして口の粘着感からして
付いているのはガムテープ。




目は……何か布を巻かれている?



だが…そんな事がわかった所で何も意味はない。



何故このような状況になってしまったのかは、私には検討もつかなければ心当たりもなかった。





誰かの恨みを買った?



いや、そんな相手は巨人しかいない。。では任務をミスし、巨人に拘束されたのか??


‥そんな知能は奴らにはないはず




ならば、

私が首席になって恨んでいる同期の仕業?




いや…そんな事をする同期なんて居るはずない……




私は何故このような状況になってしまったのか、必死に考えてはみるが、何も分からなかった。




体の痛みはないし、肌の感覚的に服は着ている様だ。



不幸中の幸か身体目的の拘束ではなさそう。



とりあえず周りに人の気配がしないし
できる限り、今できそうな事をしてみよう……



______ガンガン



____ガチャガチャ





手の鎖だけでも取れないだろうか?と思い必死に鎖を床に叩きつけてはみたが、どうやら無意味な行動になってしまったようだ。





頑丈な鎖で壊れることはない。


それどころか、手探りで周囲に何かないかと探るが、私の周りにはなに一つ物がない。



巧妙‥悪質、悪趣味。。



きっと私を閉じ込めた奴は
監禁や拘束に慣れている奴の仕業だ。






そう思った時だった。




______ガチャ



静かな部屋に錠の扉が開く音が響き渡る


私は咄嗟に身体を伏せ、寝たふりをした。





______ガタッ





____ギッ











徐々に私の近くへとミシミシと足音が近づいてくる



きっと……私をここに閉じ込めた奴に違いない…そう思い、息を飲んだその時だった





_____________ビリリ




「……っ????」




口に貼り付けられていた粘着が取られたと同時に、私の唇が温かい何かに吸われて、息が苦しくなる。



あぁ、この感じは知っている。




最悪… キスだ




私は今、目の前の奴にキスをされている。。




相手は誰かは分からないがそのキスの仕方や体温から直感的に男性の気がした。



そして唇が離れたらと同時に男は喋りだした。






「寝たふりとはいい度胸じゃねぇか」



!??


寝たふりがバレている?



…いや‥‥私を試している?




…私は悩んだが、ここでコイツを怒らせたらまずい……直感的にそう感じたので、極力刺激を与えない返事を選んだ





「だ、誰ですか?」



自由になった口で、目の前に居るであろう相手に質問をしたが、男は名乗る筈などなかった。




…でも、この声、、何処かで…

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