監禁
□序章
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私は
小さな時、目の前で両親を
巨人に食べられた
小さな時って、‥あれは何歳ぐらいだったのだろうか?
ショックだったからかは分からないけど、その時の事や、両親の最後の言葉すら、何も。。。
…何も…覚えていない。
大切な両親の最期すら思い出せないのに
‥…不思議と私を助けてくれた人達の事だけは覚えている。
背中に自由の翼が印された調査兵団だった、と言うのだけは…。
彼等は一瞬にして自身の何倍もの大きさの巨人を倒し、泣きつく私を抱えたまま華麗に舞い、安全な施設にまで運んでくれた。
私はその日から、ずっと調査兵団に憧れながら孤児の施設生活を過ごしてきた。
そして施設を巣立ってからも、調査兵団の翼を追いかけ、やっとの思いで訓練兵にまでなることができたんだ。
訓練兵の中でも首席に抜擢されて
いよいよ憧れだった調査兵団になり
念願の自由の翼を背負うことができる!!
私は…そう思ってた