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□ツォンの失恋*ギャグ
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タークスは他人を監視をする事がある。
古代種やギャング、たとえ一般市民でも任務となれば監視や尾行を行う。それがタークスであり神羅のやり方なのだ。
監視と命令があれば、そのターゲットの自宅に無断でカメラを付ける事もあるし、GPSやら盗聴器なんて日常茶飯事に使用されている。
そして今、タークスの主任であるツォンが監視してるのはミッドガルに住む一般女性の" ななし "という女。
彼女はひっそりと一人で暮らしているの普通の女性である。それなのに何故タークスなんかに監視されてるのかと聞かれると
ななしは神羅カンパニーの敵社の社長の一人娘なのだ。
たとえ身内でも構わない、神羅はどんな手を使ってでも情報を得たいがために娘であり、無関係の娘にまで、無断で監視を実行していた
彼女の暮らす部屋にカメラを設置され、それをツォンが毎日リアルタイムでモニター越しに監視する。
…
…
監視 2ヶ月目。
ななしは社長の娘ってだけなので、ほぼ親の会社とは無縁だ。そんな彼女から何も情報が得られるはずが無いのに
命令は絶対
その決まり文句により、ツォンは何も起こらない監視を未だに続けていた。
何も知らないため、いつも通りに生活を続けていくななしの様子は何も変わらない
しかしこの2か月でただ1つ変わった事があった。
それは…
ななしのプライベートを見続けているツォンの気持ちだ。
いつの間にかツォンはななしを好きになってしまっていたのだ…。モニター越し見える料理をする姿、掃除洗濯をする家庭的な彼女にいつしか恋心を抱いてしまっていたツォン
決して許される事ではないが
しかし、ツォンの気持ちは治らない。
(私は…タークスであり主任である身……なのにこんなんで良いのか?……こんな事をしていたら、レノの事は何も言えないな…)