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□すんげぇーぞ、と*激裏
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「レノ!ななし!!今日は特別な任務をお前たちに与える」
ツォンはタークスのエースレノともう一人の優秀タークスななしを呼び出し、資料を手渡した
「え〜〜!?嫌ですよ、と」
「ツォンさん…なんですか?この仕事」
資料に書いてある内容を見るなり、二人は嫌そうな顔を見せ始めた。
『アイシクルロッジの幻の温泉調査。』
寒いのは苦手な二人…。だが資料に書かれている内容は絶対にやらなければならない仕事であると知ってるからこそ、主任のツォンに文句を垂れるのだった。
…
…
そして翌日
「〜ぅ〜。寒っ」
「……どこに温泉なんてあるのよ」
震えるレノに終始くっつきながら歩くななしは、アイシクルロッジをもうかれこれ12時間も歩きけていた。
アイシクルロッジは辺り一面雪、雪、雪!!…こんな場所に温泉なんてあるのだろうか??と二人は仕事を放棄したくなる程。
「レノ……寒い」
ズボッ
ななしは流石にこの寒さに負けて何度も雪の上に座り込む
当然レノも男とはいえ、細身なので震えが止まらない。
「ななし……。二人でここで死ぬか」
「…もう無理」
寒さが限界にきて足も手も感覚がなくなってきて、本当に死にそうになった時だった
「……!!???ななしっ!!あれを見ろ!!」
レノが指差す方向には 湯気がもくもくと空に上がっていた
「温泉だぁ!!!!私達助かったね」
「あぁ!助かったぞ、と」
最後の力を振り絞り、雪を掻き分け進むと、白い森の中に自然にできたと思われる、岩で囲まれた温泉があった
ななしとレノは寒さに我慢できずに任務である調査を後回しにして大胆にも服を脱ぎ始めた
二人は付き合ってはいるが普段一緒にお風呂に入ることもあまりない。
しかし湯気が濃いためななしを大胆にさせたのだろう。