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□リヴァイ@歯医者
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奥歯の治療が始まってから何日経たっだろうか……
そして今日も何度口を開けろと注意されただろう……
ああ
怖い…………
もう嫌だ
前の担当のベルトルト先生に戻してよ……
優しかったなぁベルトルト先生……
なんて考え事をしていたその時だった
ギュイイイイイガガガガガ
「イッ……、」
私はいきなりの騒音と震動と激痛と恐怖で目を強く閉じた
涙がでそうになる。
「おい、力抜け」
……力なんて抜けるはずなんてない
前のベルトルト先生なら
『ちょっと我慢してね〜 』とか
『風さんくるよ〜』とか優しくしてくれたのに
リヴァイ先生に変わってからいきなり削ってきたり麻酔されたり……
本当に怖いんです……
少し考え事をしたらしただけで…ほら始まった…
「おい てめぇは誰の事考えてるんだ?俺が治療してるんだから俺をみろ」
ほら、まるで私の思考が読めてるかのように当ててくる
俺を見ろ?治療中先生の顔を見るとか一番きまずい事だし
まずさっき目を開けて怒られたのだから
目も開けられるはずなどないのだ。