世界中の誰よりも
□よろしくな!
1ページ/6ページ
恐る恐る電話をとった
『…………もしもし?』
「アリス」
『おばあちゃん!どうして……⁉︎わかんないよ……』
「アリス落ち着いて聞きなさい。今電話で話しているのはおばあちゃんよ。でもね、私とおじいちゃんはもう死んでるの」
『っ…そんなことできるはずない!今こうやって会話してるもん』
「この世界ではあり得ないことだけど…違う世界ではできてしまうのよ」
『おばあちゃん何言ってるの?』
「本当は一生言わないでおくことができたらどんなに幸せだろうっておもうけど……やはりそういう訳にはいかないのね…」
「アリス落ち着いて聞くのよ。あなたは魔法使いなのよ」