スパイダーネット
□第5章
1ページ/7ページ
玄関まで見送った後私はリビングに戻る。
「お待たせ〜!」
「どうしたの?紫音」
「あのね、みんな明日からあなたちだけ初めの20分間メニュー変えようと思って。」
「テツくんには外で人を観察してほしいの。」
「分かりました。」
「慎ちゃんとムッ君は二人でやってほしいの、
まず、慎ちゃんがシュートを打つ、それをムッ君が止める」
「わかったのだよ。」
「わかった〜」
「青峰君は初めの10分間はランニング、その後は筋トレ」
「りょうちゃんは技に磨きをかけて。」
「赤司くんは...」
「どうしたのだ、紫音。」
「赤司くんはまだ決めてないの」
「なぜだ。」
「えっと、赤司くんは完璧って訳じゃないんですけど、赤司くんだけ何かピンくるメニューが思いつかなくて...」