□第2章
1ページ/1ページ

ザーーー(雨の音)
「ここは小さな村だから、引き取ってくれる家はあまりないかもね。」
アリスはオレンジティーを机の上におきながら言った。
「しかもまだまだたくさんここの施設に子供たちはいるしね。」
「ああカリン、でも雨が降る前にあの子を見つけれて良かったね。」
「ええカイト、あとあの子の名前なんだけどこの紙に書いてある神島天魔(カミシマ テンマ)にする?」
カリンがクッキーを持ちながら言った。
「そうだなぁ、母親からの最初で最後のプレゼントだからな。」
「そうよね!カイト、母親からの最初で最後のプレゼントだもんね...」
2分ぐらい沈黙が続いたその時だった!
ゴロゴロゴロ!!
「「キャー」」
「二人とも落ち着いて!」
その時部屋の明かりが暗くなった。
「停電?カリン、カイト大丈夫?」
「「うん」」
「なんか臭くない?」
「ああ、カリンのいうとうりなんか焦げ臭いな。」
「カリン、カイト火事じゃないか確認しにいきましょ!」
「ああ、カリン行くぞ!」
タッタッタッ
「キャー、カイト、アリス火事よ!」
カリンの指さした方から火がぼうぼうと出ている
「大変!早く逃げて、私は子供たちを逃がすわ」
「分かったアリス!カリン行こう‼」
タッタッタッ
「皆早く逃げて」

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ