機動戦士ガンダム ジオンクロニクル 0079 (2)

□懺悔とニュータイプ
1ページ/10ページ

12月27日

08:15

ガダルカナル根拠地
宇宙船ドック



俺たちが到着した時、ガダルカナル根拠地には、グラナダから来たパゾク級補給艦が入港していた。
ハンコックとシュテルベンから運び出されるゲルググの関連部品と、切り離された輸送カプセルから搬出されるゲルググで、宇宙港エリアは大騒ぎになっていた。
パゾク級に積み込まれていく武器弾薬やスペアパーツの数々は、これから向かうア・バオア・クーがジオン公国軍にとっての天王山。
負ければ後がない最終決戦なのだと、改めて実感される光景だった。
MSデッキに新設されたビームライフル用のメンテナンス設備や、リック・ドムU用の武器弾薬とスペアパーツが積み込まれていくハンコックでも、コムサイが切り離されて中からゲルググ用のシールドが搬出されていく。
中隊に配備されるゲルググは、全機がバーニアを増設し、B型用の高機動バックパックを装備した機体だ。
110mm速射砲か3連装ミサイルランチャーの何れかに換装される予定の腕部補助推進装置も、既に取り外された状態で収納されており、あとはガダルカナルで最終調整を行うのみ。
輸送カプセルやコムサイから搬出されたゲルググ用のシールドは、耐ビームコーティングが施された大型シールドだ。
搬出されていくゲルググと、それに群がるメカニックマン達。
ゲルググ用の関連部品を運ぶメカニックマン達。
皆が皆、血走ったような目で作業に入ろうとしていた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ