□空気唄
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君が握った光を
僕も握ってみた
懐かしい思い出が廻る
君はいつまで心を
引きずって歩いた
身体中傷だらけじゃないか
抱き締めてあげる

空気が
僕に触れたとき
君に触れたとき
空気が冷たいと思った
今でも冷たいままだけど

震えた君が唄った
僕らが叶えた一つのもの
僕に唄う唄は
写真に涙しか写らなかった

足に雫が落ちて
唄が止まった
気付けば僕ら二人とも
外へ出れたのだろうか

潤った瞳が
僕を捕えた その時
体中に傷みが走った
君の傷みを知る時がきた
空気が味方した
空気が暖かくした

君の手帳を覗いたよ
びっしり書かれてるんだ
そりゃそうだよな
君が傷みを知った時

もしかして僕は
傷を触ったかもしれない
けど 僕の涙で
消毒してあげよう

震えた君が唄った
僕らが叶えた一つのもの
僕に唄う唄は
写真に涙しか写らなかった
震えた君が唄った
僕らが叶えた一つのもの
僕に唄う唄は
写真に涙しか写らなかった
足に雫が落ちて
唄が止まった
気付けば僕ら二人とも
外へ出れたのだろうか

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