ブック

□伝えられたなら
2ページ/26ページ


芹香斗亜

私のまわりをうろちょろする


Pちゃんと似た子笑笑


いつも二人で、なにか作戦をねってるよおだけど…

成功したためしはない




外でブレスレットを見ながら待っていると



「それ欲しいんですか?」


『あ、いや。オシャレだなって』

「…買います」

『え?いや、いいよ。ほら、いこ』

「…はい」



少しムスッとするキキ






ランチをとるべく、むかったのは


最近キキとはまった、パスタ屋


パスタはほとんど食べたので




今日はオムライス


キキは悩みに悩み、ドリアとサラダはをオーダー


稽古や舞台色んな話をして一息ついてると

デザートを選んでいたキキが


決まったのか、顔をパっと上げたと思ったら


険しい顔になった。




『どうかした?』

と、振り向くと



心臓の音が聞こえるくらい早くなった



うるさいな 落ち着いてよ


キキの方に向き直ると


「そうだ、さっきの店いきましょうよ。あの、ブレスレット買います」


『え?あー、いいよっべつ』

「違いますっ、僕がただ望海さんにあげたいだけですから、受け取って下さい。」


『ありがと』


こんな、ストレートに言われるとは思ってもいなかった。


まだ、落ち着かない



だって、見えるとこであの二人は楽しそうに話しているから
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ