1番線

□広島めぐり
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「じゃあ、18:30ののぞみだからね。荷物持ってホームで待ってるから」
明日のの出張に同行することになった私。
「はい」
「広島着くのが11時前だから、シャワー浴びるなら浴びといてね」
執務室で山陽上官を見送り、今日の仕事が始まる


山陽上官の秘書として赴任したのは3か月ほど前
いっつも穏やかな笑顔と丁寧な物腰
500系が好きだと話をしたら、翌日500系のグッツを山のようにくれた

明日は広島で会議。
遅くとも18時までには東京駅で決裁する書類を片さないと広島に向かえない。
上官に頼まれていた書類を出し、お客様対応…いつもと同じぐらい忙しく時間が過ぎていく
書類とともに秋田上官から手書きのメモが
<お土産よろしくっ!>
メモと書類を一緒に上官の机に置き、自分の書類を片す

お昼過ぎに戻ってきた上官
「んーと・・・あ、書類ありがと。ん?秋田か」
1人ごとを言いながら机の書類を次々と片していく
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