story

□彼との甘い休日
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「ねぇ〜朝だよ。とーしーあーきー。朝だよー。起きてってば〜」



「んー、、、あと5分、、、」



「今日は水族館行くって約束でしょ?起きないと、、、」



そう言うと、葵はクスッと笑みを浮かべながら、春日の上腕二頭筋を掴み全力で握りしめる。



「いっ痛い!痛い痛い痛い、ちょっ、こらこらやめなさい!」



「ふふっ、俊彰が起きないからだよー」



「はぁ、はぁ、、、葵は本当握力が強いな〜」



「バイトで鍛えてるからね。昨日も生意気な後輩に2リットルのペットボトルのケース持たされちゃってさ〜もうマジ重かった〜。だから『手伝ってくれてもいいのにー!』って言ったらさぁ、『後で飴あげるから頑張れ』って言い返されて。まぁ、すぐ『頑張る!』って言っちゃったよねー葵まじチョロいんじゃん?でさーそのあと生意気な後輩がさー…って話聞いてる?」



「んー。聞いてるよ」



「あれ…もしかしてヤキモチ妬いちゃった?俊彰かわい〜」



「はぁ…ほんと葵は朝から元気だなぁ」



「てか早く水族館行きたいんですけど。ちゃっちゃと準備してよね」




「(話がコロコロ変わるなぁ)はーい。……あ、ちょっとこっち来て」




「ん?どした……んっ……///」



不意に葵の唇に柔らかい感触が伝わり、気付くと筋肉隆々で色気漂う春日の腕の中に抱き寄せられていた。









「おはよ、葵」




春日の優しい囁き声が耳元に響きわたる。葵は顔が熱くなるのを感じ、慌てて彼の胸に顔を埋めた。


まだ冬の寒さが残る今、むつみ荘の朝は実にホットである。


〜to be continued〜
 

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