書物1.

□迷子さん
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「それで、なんでここに神崎さん居るの?」




『え、あっ…その、秋山さんに用事があって大学まで行きたかったんですけど道に迷ってしまって…』







うん

貴方のことだろうからきっとそうだと思ってたけどさ











「あのさ、ここ帝都大学だよ」

























(泣いちゃった…どうしよ……)



「泣かないで神崎さん。
僕で良かったら、秋山教授の所まで一緒にいくよ?」

『ほんとですか!?』



うん

だってまた迷ったりしたら大変でしょ






変な男も寄り付いてきたら嫌だし







「じゃあ行こっか神崎さん」






















周りの視線が痛いけど、神崎さんなら気づかないよね?
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