書物1.
□もう二度と
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冬の街で見覚えのある茶色くふわふわとした長い髪
振り向いた知らない顔に俯く自分
(自分から離れたのに、こんなに君を思い出すなんてな...)
自分から「さよなら」を告げた。
何度後悔しても決して消すことのできない事実
君は笑顔で分かりましたって言ったね
ほんとは強がっていただけなのに
君はほんとに分かり易いからね
もう二度と君みたいに誰かを愛することはできないだろう
ほんとに自分が嫌になる
素直になれない自分のせいでどれだけ君を傷つけたんだろう
どれだけ悔やんでも悔やみきれない.......