異世界への扉
□練習
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柳「…や、やーね!!練習よ練習!!」
『練習…なんだ。びっくりしたー!!』
柳「あはは。ごめんねー」
それだけいうと、柳宿はどこかへ行ってしまった。
『…練習、か。』
柳宿は、男として美朱が好きなんだ。
私なんかが相手にされるわけない。
『自惚れるな。自分』
さっきのだって、美朱に告白するための練習。
『はぁ…』
戦いの間、柳宿はずっとそばで私を守ってくれてた。
でもそれは、七星士として足で纏な私を守ってくれただけで
特別な感情はないことはわかってた。
だけど、私は彼を好きになってしまった。
告白しようか迷ってた時、気づいたんだ。
美朱のことが好きなんだって。
話し相手と言えばいつも美朱だった。