異世界への扉

□理由
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柳「というか、束縛が激しいのよ」



井宿がいない今日、柳宿と談話中。



柳「今だって、井宿が見たらきっと、、

「明日香から離れるのだぁ!!」

って言うわね」



『そうだね』



柳宿の井宿の口真似に苦笑いの明日香。



『なんでかな?』


柳「それほどあんたのことが好きなのよ」


『そ、そんなこと言われたら…』



なんだか恥ずかしい



柳「明日香は、嫌じゃないの?」


『え?』


柳「井宿の束縛」


『うーん、、そうね、もう少し…自由にしたいかな』



井「そうなのか?」



ビクッ



突然、声がして恐る恐る振り返ると
いつから居たのか井宿がたっていた。

仮面をかぶっててわからないが
その下は恐らく悲しいか怒ってると思う。



『ち、井宿、、』


井「明日香、今のは本当なのだ?」




口調はいつも通りだけど、、



『いや、あの…』


井「…もういいのだ」


『井宿っ…』




井宿は何も聞かずにその場を去った。



『柳宿…どうしよう。』


柳「あ、あたし…知らない。」


『知らないって!!柳宿がふったんでしょ!!』



柳「あんな答えが返ってくるとは思ってないわよ!!あれはあんたの気持ちでしょ!!」



『そんなこと言ったってー!!』



って!!こんなことしてる場合じゃない。



『井宿、探してくるっ』




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