君への愛めいっぱい

□第一章
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『もう帰りたい』


匠「そんなこといってねーで、もうすぐ定期考査だろ。ちゃんと勉強しとかねーとまた欠点とるぞ」


『…またってね、前回はなかったよ』


匠「なくてもギリギリだったろ」



放課後の図書室で、一つ上の幼なじみ、望月匠に勉強を教えてもらってる。



匠「あ。教科書忘れた。ちょっととってくるよ」



そう言って図書室をでて教室へと向かった。



『…はぁ。疲れた。なにか面白そうな本あるかな』



ほとんど人もいない図書室をぐるぐると回ってると
新刊コーナーに古びた本を見つけた。



『…ナニコレ。これが新刊?

四神天地書…』



すると、本が赤く光った。



『え、なに?…きゃぁ!!』






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