運命

□第15夜
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アリババが、死んでいた間世界は大きく変わる。
人も国も景色さえも何もかも……
見違えるほどに、まるでそうであるのが常だというように

「……随分、私の世界の景色に似てきた……」

「ということは、かなりやばい状況ってことですね…」

「シン…」

約2年。
白龍との戦いによって、実質死んでいたアリババは数々の人たちの助けがあり再び、生き返ってきた。
アラジンの母親に似た彼女と共に
まぁ、似たっていうかほぼ本人。
時間をかけて、あの空間を抜け出し、ナラさん達がいた世界を渡り……原始竜を訪ねて三千里は言い過ぎか

「アリババくん、レイラご飯だよ」

「あ、ありがとうございます。ユナンさん」

「あの時から、ユナンは変わらないわね…できれば少し変わった貴方が見たかったわ」

「ははは…これでも、少しは変わった自信があるんだけどな〜主に、アラジン達のおかげで」

「そうなの?」

んで、目覚めた俺を待っていたのはマギの1人であるユナンさんだったってことだ。
ちなみに、元の世界に戻るまで同じくハニワだったレイラさんはどういう魔法か、人型を模している。

「んーそろそろかな。アラジンを探しに行きたいし、生で変わった世界を見てみたいしたっくさん、やることあるからな」

「僕は、もう少しだけいてほしいな久しぶりの彼女との再会だからね」

「大丈夫。また、会えるわ。そんな気がする」

「(……僕の知る君は、いつもそういって)それも、そうだね。」

ユナンさんとレイラさんは、シンドバッドさんが最初のジンを手に入れた場所で出会ったらしい。
そこから、しばらくの付き合いだったそうで聞いちゃいけないだろうが一体、ユナンさんは幾つなんだ?
アリババは、ご飯を食べながら思った。
 

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