鬼神とお狐さま

□鬼神と狐といなり寿司
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〜とある甘味処〜

『う〜ん♪美味しい♪このパフェ、1度食べてみたかったんだ〜』

「えぇ。私も以前から興味があったので、期間中に来れて良かったです」

『それにしても、結構パフェ大きいんだね』

「そうですね、正直ここまであるとは思いませんでした」

(((((とか言いつつ何気に完食してんじゃねえか‼)))))

「…話は変わりますが、貴女いつの間に着替えたんですか?」

『え?だって、最近デートらしいデートしてないし、せめて今日は格好だけでもって…似合わない?』

「いえ大変可愛らしいです。ただ…」

『ただ?』

すると鬼灯は彼女の耳元でこう呟いた

「…美桜さんが可愛すぎるので、他の野郎が釘付けになるんです。貴女は私だけの物なのに…」

『っ⁉///』

「さて、そろそろ出ましょうか…あ」

『どうしたの?』

「…美桜さん、一つ私のワガママ聞いてくれませんか?」

.
.
.

所変わって美桜の部屋

『…それにしても、まさかいなり寿司を作ってほしいなんて言われるとは思わなかったわ』

「偶に食べたくなるんですよ、貴女の作るいなり寿司」

『ふふ、ありがとう♪…でも小さい頃は上手く作れなくて、何度おじいちゃんと父さんを気絶させた事か…』

遠い目で思い出を振り返る美桜

「ほぅ、そんな事があったのですね。ですが、今は毎日私に美味しい料理を振舞ってくれてるじゃないですか」

『クス今の私があるのはおばあちゃんや母さんのおかげ。…後、美月』

「美月さん、ですか?」

『うん。だってあの子、私に負けず大食いなんだもの!だからもっと美月に美味しい物を食べさせてあげたい!って思ったらいつの間にか上手くなってたのよ』

「そうですか」

『クス…さぁ、出来たよ!私特製いなり寿司の完成!』

そこには、一体何人分だよとツッコミたくなる量のいなり寿司が盛り付けられていた

「では、頂きます」

『…どう?』

「…とても美味しいですよ、美桜さん」

『本当に⁉良かった〜!』

そして山程あったいなり寿司をぺろりとたいらげ

「ご馳走様でした。また作ってくれますか?」

『…うん‼』





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