鬼神とお狐さま

□楽しい時間
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〜翌日〜

この日、丁は美桜と会う約束をしていた

「場所はこの辺りのはずなんですが…」

『だ〜れだ♪』

「うわ!?」

突然誰かに手で目隠しをされてしまった。けど丁には分かる、この手が誰なのか…

「…美桜さん?」

バッ『当たり♪すごい、良く分かったね?』

目隠しして来たのは、予想通り美桜だった。でも本人は何故バレたのか分からずキョトン顔。その様子に可愛いと思いつつ、説明した

「そうですね…声と香りです」

『声と香り?』

「はい、まず目隠しされた瞬間花の香りがしました。恐らく桜でしょう、次に声ですが…」

『どうしたの?』

「…///」

『丁君?って耳真っ赤だよ!?』

「〜っ!!///」

何と良く見ると、丁の耳は赤くなっていた。しかも…

『顔も赤くなってるよ!?丁君、大丈夫?』

「だ、大丈夫です…」

『本当?ならいいけど…』

「(言える訳無いじゃないですか!?貴女の声が素敵だからなんて…)」

「(声だけじゃありません。容姿や性格、全て…)」

『丁くーん!ほら、早く早く〜♪』

「…はい!!」

今、自覚しました。私は、今まで誰かにこんな気持ちを持つ事も、持たれた事も無かったのでこの感情が何なのか分からなかったですが…

美桜さん、私は貴女の事が…







好きです…






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