FACE CHAT
□FACE CHAT8
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視線集中
「…………」
カロル「どうしたの、ウィル。何か…怒ってない」
ウィスタリア「…別に」
カロル「やっぱり怒ってる」
ウィスタリア「…………」
カロル「ヒッ…」
レイヴン「コラコラ。カロル少年を睨まないの、大人げない」
ユーリ「騎士から視線が集まって、嫌なのは分かるがな」
ウィスタリア「…………」
ルウ「ニャア」
カロル「ルウはどんな気分なんだろう。皆から視線が集まってさ」
ユーリ「何も思って無いかもな。猫ってのは、大体が自分中心に生きてるもんさ」
ウィスタリア「そんなところだけは、猫が羨ましく感じるけどね……ハァ…」
レイヴン「溜め息吐いちゃって、止めろって言ってるのに」
ウィスタリア「っさい。肩は重いし、暑苦しいし。…おまけに騎士連中から視線が集まるから、胸くそ悪いの」
ユーリ「ま。その気持ちは超絶分かるがな、それも今だけだって」
ウィスタリア「…だといいけど」
カロル「ユーリってば、いつも自分が騎士に追いかけられてるからって、そんなこと……」
レイヴン「それにしても、マンタイクってこんなに騎士が多い街だっけ?」
ウィスタリア「高圧で高慢な騎士連中に監視されてるって感じ。ホント、最悪」
ルウ「ニャア」
ユーリ「ルウもご主人様と同じ気持ち、か。ま、俺もそうなんだがな」
END.