FACE CHAT

□FACE CHAT6
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癒し系


リタ「そういえば、ルウはどうしたのよ」


ウィスタリア「ん?置いてきた」


リタ「どうしてよっ。あんたいつも一緒に連れてたじゃない」


ウィスタリア「連れてない。勝手についてくるのっ」


リタ「どっちも同じでしょ」


ウィスタリア「違うって」


ジュディス「何だか楽しそうね」


ウィスタリア「見た目ほど、全然楽しくないけどね」


リタ「なんでルウを連れてこないのよぅ…」


ジュディス「もしかして、リタはルウがいないことに駄々をこねてるのかしら」


リタ「だ、誰が駄々をこねてるですって!」


ウィスタリア「リタ」


リタ「違う!あたしは駄々なんてこねてないっ!」


ジュディス「それはいいとして、貴女は危険な旅にいつもペットを連れて歩くの?」


ウィスタリア「まさか。置いてきたと思ったら、いつの間にか一緒にいるの」


ジュディス「そうなの?」


ウィスタリア「籠の中に閉じ込めて、鍵まで掛けたのに、どうやって脱け出したのか。いつの間にか後ろにいたりするの」


ジュディス「誰かに預けたりは?」


ウィスタリア「したんだけど、結局逃げ出して、いつの間にかって感じ」


ジュディス「きっとそれは、貴女がルウに愛されている証拠ね」


ウィスタリア「それは嬉しいんだけど、また逃げ出してたらと思うと…」


ジュディス「ルウが心配?」


ウィスタリア「勿論」


ジュディス「気持ちはわかるけど、でも、私は少し違うわね」


ウィスタリア「え?」


ジュディス「また脱け出して、いつの間にか一緒にいるっていう場面に遭遇してみたいの」


ウィスタリア「そう?」


ジュディス「ええ。だって何度もいつの間にか、って言うんだもの。興味があるわ」


ウィスタリア「……(言うんじゃなかった)」


リタ「それに危険な旅において、精神的な癒しは必要よ」


ウィスタリア「精神衛生上の意味で?」


ジュディス「ちょっと賛同しかねるけど、確かにルウは癒しとなる存在だわ」


リタ「そうよ。雪のように綺麗な白い毛並にふわふわの体。撫でるだけで心が癒されるわ!」


ウィスタリア「そんな力説されても…」


ジュディス「かなりの猫好きみたいね」






END.


ジュディスの「ちょっと」は、命の危険を伴う旅にペットを連れて行くのは食糧面で賛同しかねるという意味です。
TOAで大佐に非常食扱いされたミュウを見て、思いつきました。


10/07/06拍手掲載
10/08/19修正
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