FACE CHAT
□FACE CHAT9
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行方知れず
カロル「どこにいるんだろうね…」
ラピード「クゥーン…」
レイヴン「なーによ。ワンコとタソガレちゃって」
カロル「…いいよね。レイヴンはいつも気楽でさ」
ラピード「わふっ」
レイヴン「ちょっと、ちょっと。さらっと、チクッとすること言わないでくれる。で、真面目な話どうしちゃったの」
カロル「ウィルだよ。今どこにいるのかな…」
ラピード「クゥン」
レイヴン「本部を飛び出したきり音沙汰なし。行方知れず」
カロル「レイヴンも知らないんだ」
レイヴン「まあね。定期的に連絡はくれてたんだけど、今回だけは全くないなのよね。もしかして、俺と一緒に来ると思ってた?」
カロル「…いつも二人は一緒にいたからさ。でもどうして急に飛び出したんだろう…」
レイヴン「……」
カロル「それも知らないの?」
レイヴン「多少は知ってる。でも、こればっかりはちょっと簡単に話せないのよね。本人同士の問題でもあるから」
カロル「誰かと喧嘩したの?」
レイヴン「思春期の到来ってやつだよ。かなり遅いけどね。ま、少年が心配することじゃないって」
カロル「でも…」
レイヴン「話す必要があれば、俺様もちゃんと皆に話すよ。それまで少年は待っててくれるかな?」
カロル「……分かった!レイヴン、僕待ってるよ。話す時になったら、ちゃんと話してね!」
ラピード「ワン、ワン」
レイヴン「おっ。ワンコも待ってくれるか」
ラピード「ワン!」
レイヴン「…少年に心配されるなんてさ。ホント、何やってんだよお前らは…」
END.
カロルよりも年上のくせに、喧嘩して心配される主人公にレイヴンは呆れてます。
11/12/18