小説1
□お隣さん
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歓迎会の日からザンザスは、もうコソコソしても仕方がないので普通に生活するようになった。
といっても、なんとなく基本夜型になってしまうのだが。
それでもゴミ捨てなどは朝でないと間に合わないため、ゴミの日だけは早く起きる。
最初の頃、夜中のうちから出していたら大家に怒られた。
いきなりトンファーを構えるのでビビった。
あんなんでよく大家が勤まるものだと思う。
今日もゴミ袋を持って部屋を出た。
食事のほとんどがコンビニ弁当なので、ゴミは意外と多い。
すると、制服姿のハルがザンザスと同じようにゴミ袋を持って出てきた。
「はひっ、おはようございますザンザスさんっ」
「・・・あぁ」
「ちょっと今急いでるんでまた〜っ」
ハルはそう言いながらゴミ捨て場にゴミ袋を放り込むと、走っていった。
おそらく学校だろう。
見かけではあまりそうは見えないかもしれないが、彼女は結構頭がいい。
通っている高校も有名な進学校だ。
ハルが放り投げたゴミ袋を持ち上げ、ザンザスは自分の持つゴミ袋と一緒に丁寧に置いた。
朝早い綱吉はもうすでにゴミを出して出かけていた。
部屋へ戻ろうとしたら、すれ違いざまにイーピンが慌てて部屋を飛び出してきた。
朝は皆忙しいらしい。
それでもちゃんと挨拶はしていった。
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半端に切れる・・・ι
みんないい人ばっかり。・・・基本は。
2007.11.28