小話置き場

□どんな君より
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――ドオォン
 
 
『???!!!』
 
ルッスーリア(ルッス)「ちょっと誰よ、10年バズーカ撃ったの?!」
 
ベルフェゴール(ベル)「俺知らないよ」
 
マーモン(マモ)「僕もだよ」
 
スクアーロ(スク)「う"お"お"お"い!!俺も知らねぇぞぉ?!」
 
ベル「しかも…なんかバズーカにひび入ってない?」
 
マモ「壊れたね」
 
スク「じゃあバズーカに当たった綱吉は…」
 
ザンザス(ザン)「うるせぇカス」
 
ベル「あ、スクアーロ撃沈」
 
マモ「でもボス、綱吉大丈夫かな」
 
ザン「…………」
 
ベル「あ、煙が晴れる」
 
 
 
 
 
「……う?」
 
 
 
 
『……………………』
 
 
 
 
ベル「……ボボボス、これって……」
 
マモ「10年バズーカの故障で10年前の綱吉が来てしまった、ってとこ…?」
 
 
ザン「……………」
 
 
綱吉(幼)「う?おにいさんたち、だぁれ?」
 
スク「俺達は……ぶほぁ!!」
 
ルッス「馬鹿ねスクアーロ、このタイミングででしゃばるなんて…」
 
 
ザン「綱吉、だな?」
 
綱吉「うん!!さわだつなよし、4さいです!!」
 
 
――グラリ…
 
 
ルッス「きゃあ、ダメよボス、気をしっかり!!5分しかないのよ?!気絶しちゃったら勿体ないわっ」
 
ザン「あ……あぁ…」
 
綱吉「おにいちゃん、おはなからちがでてる…だいじょうぶ?」
 
ザン「……あぁ。…綱吉、来い」
 
綱吉「?うんっ」
 
 
――ガバッ
 
 
ベル「あ――っ、ボスずりぃー、俺も綱吉抱っこしたいのに〜」
 
マモ「僕も…」
 
ベル「マーモンは無理だろ」
 
マモ「ムッ…うるさいよ」
 
ルッス「それにしても、普通の子供ならボスの顔を見ただけでも泣き出すのに…ツナちゃん、ずいぶんと静かね」
 
ザン「愛の力だろ。な、綱吉」
 
綱吉「う?…うんっ」
 
 
ベル「あれぜってー訳わかんないで頷いてるよ」
 
マモ「しっ!!ボスに聞こえるよ」
 
スク「ただ単にボスが殺気出してねぇから………がはっ」
 
ルッス「この馬鹿はどうしようもないわね。全然学習しないんだから」
 
マモ「スクアーロだからね」
 
 
 
 
 
 
ベル「…ってボス、綱吉にくっつきすぎ〜俺にも抱かせて〜」
 
ザン「ハッ、誰が渡すか」
 
綱吉「…………」
 
ベル「なんだよ1人だけ〜」
 
ザン「カスが。マーモンでも抱いてろ」
 
ベル「ヤだよあんな生意気なガキ」
 
綱吉「…………」
 
マモ「僕だってお断りだね」
 
ルッス「じゃあ私が…」
 
マモ「お金くれたら抱かせてあげる」
 
ルッス「何その娼婦みたいな台詞っ」
 
ベル「ちょっとボス、早く交代してよ〜」
 
ザン「消えるか?」
 
ルッス「マーモン、貴方きっと世界で1番生意気な赤ん坊よっ」
 
マモ「ムッ、失礼な」
 
綱吉「……め…」
 
 
 
『ん?』
 
 
 
綱吉「だめぇ〜〜っ!!」
 
 
 
『??!!』
 
 
 
 
ザン「つ…綱吉?」
 
綱吉「だめぇ〜!!けんかだめ〜!!」
 
 
『……………』
 
 
ルッス「そうよねっ、ごめんねツナちゃん」
 
マモ「……まぁ、大人気なかったよ」
 
ベル「おまえまだ赤んぼ……ゴホンッ、そうだね、せっかく幼い綱吉がいるのに」
 
 
ザン「……綱吉、おまえ…」
 
綱吉「?」
 
 
ザン「可愛い!!」
 
 
――ぎゅう〜っ
 
 
『??!!』
 
 
ベル「ちょっ…ボス?ここは喧嘩しないために俺に綱吉抱かせてくれるっていうオチじゃないの?!」
 
ザン「ハンッ、テメェが我慢すりゃ済む話だろうが」
 
ルッス「そうよね…ボスはそーゆー人よね…」
 
スク「単なる自己中だぁ」
 
ルッス「あらスクアーロ、復活したの」
 
ベル「そのまま目覚めなきゃいいのに」
 
スク「ベル、テメェ……」
 
ルッス「ちょっと2人共っ」
 
「「ん?」」
 
 
じ――――――
 
 
ベル「つ…綱吉?これは喧嘩じゃなくて…」
 
スク「そっそぉだぞぉ?!決して喧嘩なんかじゃねぇぞぉ?!」
 
 
綱吉「…………うんっ」
 
ルッス「ちょっと何よ今の間」
 
ザン「超直感だろ」
 
 
綱吉「ざん、ざすっ」
 
ザン「綱吉」
 
ベル「なっ…いつの間に名前を…」
 
 
ザン「綱吉、俺の事好きか?」
 
マモ「うわ、幼児に向かって…」
 
綱吉「うん、すきーっ」
 
ザン「そうかそうか、俺も大好きだぞ」
 
 
ルッス「ボス、さらにロリコンに…」
 
ベル「何歳差?
……うわ、犯罪じゃん」
 
ルッス「いやぁ〜、ツナちゃんふにふにしてて柔らかそう〜」
 
スク「……………」
 
マモ「やれやれ、スクアーロもロリコンだったとはね…」
 
スク「う"お"お"お"い!!まだ何も言ってねーぞぉ?!」
 
マモ「…何か言うつもりだったんだ…」
 
 
ルッス「って、もうすぐ5分たつんじゃない?」
 
 
 
 
 
――ボフンッ
 
 
 
綱吉「……あーやっと5分?…って………は?!何?!この状況!!」
 
ルッス「あらぁ、おかえりツナちゃん」
 
 
綱吉「…誰か説明して。何で俺がザンザスに抱きしめられてるのか」
 
ベル「んなのいつもの事じゃん」
 
綱吉「普段ならね。ただ、どうして10年前から戻ってきたらもうザンザスの腕の中?」
 
マモ「まぁ、それはある事実を示唆してるよね」
 
綱吉「そうだよね。………ザンザス?10年前の俺に何をした?」
 
ザン「べっ別に俺は何も…」
 
スク「う"お"お"い!!嘘は……ぐはっ」
 
ルッス「スクアーロはもう馬鹿決定ね」
 
 
綱吉「………で?何をしたのかな?ドロリコン」
 
ベル「何かの敵の雑魚キャラの名前みたい」
 
マモ「まぁ、今でさえロリコンギリギリといったところだからね」
 
 
ザン「……ただ抱きしめただけだ」
 
綱吉「ふぅん?……あとは?」
 
ザン「名前を呼ばせた…だけだ」
 
綱吉「幼児の俺はさぞかし抱き心地が良かっただろーねー」
 
ザン「確かに小さくて柔らかかったが、
今のおまえの方が腕にすっぽり入り育つ所は育っていて……」
 
綱吉「まるで俺が女みたいな言い方するなぁ!!このセクハラロリコンオヤジ―――っ!!!!」
 
 
――ドゴォッ
 
 
――ダッ
 
 
 
ベル「あ、ボスを殴って逃げた」
 
ルッス「スゴイわ、自力でハイパー死ぬ気モードになるなんて…」
 
マモ「痛そうだね、ボス」
 
スク「自業自得だろぉ」
 
 
 
ザン「……クソ、何がいけなかったんだ…」
 
 
 
ルッス「ボス、わかってないわ…」
 
 
 
 
 
 
――――――――――――――
いや、スクアーロ大好きですよ?私。
そしてやはりバカップルで終わる…。
 
 
 
 
 
会話文だけでした、すみません…。
ずっと拍手変えていなくて、多分長かったです、この拍手お礼。
2011.01.16


 
 

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