LIFE

□ジジ抜き
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「ウソップー。まだかァ〜?」

悩み続けてるウソップにとうとうルフィも暇になってきたらしい。

「待て!もう少し待ってくれ!!」

ウソップは焦りながらも、ルフィを見た。
ルフィはというと、あくびをしながら手札を眺めている。


「!!」


そんなルフィをウソップは見逃さなかった。
ルフィをよく見ると(ルフィから見て)右側のカードを必死に見ているように感じられた。


「右側のカードばっか見てるってことは、右がジョーカーなのか!?ババ抜きでも、よく自然とババが気になってそっちに意識がいっちまう人がいるもんなァ。…ということは、右がジョーカーか!!いや、でももしかしたらその裏をかいてるかもしれねェ。あえてババじゃねェカードを見てるってことも……いや、あのルフィのくせにんなことするのか?」


ウソップはとにかく悩んだ。しかし、やはり長年の付き合いでルフィの性格をよく知っていたウソップは



「ルフィがわざわざジョーカーじゃねェカードを見るはずねェだろ!!」


「げっ!負けた。」


ウソップが高々と叫び、(ルフィから見て)左側のカードを引き抜く。ルフィは、そんな難しいことまで考える奴ではないと考えた。
ルフィはルフィで、そのカードを抜かれてショックを受けたうえに「負けた」 と言ってしまった。








「フフッ。」


ロビンはその光景を見て、静かに笑っていた
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