Un orologio senza un ago
□狂獣
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「怖ェーーーーーー!!!!!」
グンとルフィ達は空を飛ぶ。
もう獣達の姿は見えない。
そして、飛んでいく先にははっきりと捉えたその塔の存在。
それはとても巨大で真っすぐにそびえ立っていた。
段々と彼らと塔との距離は縮まり、もう少しで目的に―――
「………で。こっからどうやってそこに着地するんだ?」
「ん?そりゃァ…なんとか―――」
――――ルフィ達は勢い余って、塔を通り過ぎた。
「あれ?」
「おい…!!」
「えーーーー!!?」
空中で身動きがとれない3人はただ横切る塔の姿を見るしかなく……
そのまま勢いよく急降下していった。
「「うわァァァァァ!!!!」」
ドゴォォン!!!
予定外の場所にたたき付けられるような形で着地したルフィ達。
その悲鳴と騒音は凄まじいものだった。
土煙が彼らを包む。
そんな中うっすらとサンジの視界に入ったのは、大きな古ぼけた民家。
(人が住んでんのか…?)
そう。
彼らが着地したのは村長の家がある、広い広場だった……。
Essere continuato...