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□甘さひかえめハニー
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「うん、今日も我ながら良く出来たさ」





パリッとしたソーセージを口に含み、ディックは満足気な顔をする。対して、ラビは複雑な顔。





「いいなぁ、ディックは料理上手くて。オレももっと上手くなりたいさ;」



「なんで?ラビも料理上手いじゃん。オレ、ラビの料理好きさv」



「で、でも…っ、目玉焼きは半熟が好きなのに上手く焼けないし;」



「大丈夫、そのうち出来るようになるって」



「なるかなぁ〜…」







そんな会話をしている内に、パンが焼きあがった。オーブンから取り出されたソレを見て、ラビが顔を輝かせる。






「うわぁ〜、美味しそう!!」



「だろー?あったかいうちに召し上がれ〜♪」



「あっ、ディック!!そういえば、蜂蜜もう無かったんさ;」



「え、そうだっけ?」







ディックの様子から、ラビは明らかに残念そうな表情をした。パンには蜂蜜しかつけないのがいつものラビ。兎に角蜂蜜が好きなのだ。ディックのことだから買ってきてくれてるだろうと思っていたラビは、ハァ、と溜め息をつく。





「蜂蜜〜…」



「…ぷっ…ぁは、あははははッ!!本ッ当、ラビは蜂蜜大好きだよなぁ」



「だ、だって///好きなもんは好きなんさっ…」



「そんなに落ち込まなくても、実はちゃんと買ってあるんさぁv」



「マジ!?流石ディック!!!v」







再び目を輝かせるラビを見て、ディックはにっこりと笑うとキッチンから蜂蜜の入った瓶を取ってきた。








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