PoEM
□霄(そら)
1ページ/2ページ
日の当たらない場所にいて
も君は育つんだね。
水が枯渇しても君は立ち上
がるんだね。
愛が無くても君は求め続け
るんだね。
そうして僕から離れていっ
てしまうんだね。
空を見上げたら僕も空も泣
いていた。
君は何処かで笑っていてね
僕は此処で絶えるしかない
みたいだから。
でも君を想ってしまうから
世界からは突き放されてし
まったみたいだから。
君が喜ぶだけ僕は傷みを受
け入れるから。
だから、僕を置いて。
足早に、でも急らないで。
何処か、僕の識らない処へ
*