PoEM
□迪
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疲れ切ってしまった
もう歩けないよ
砂浜に足を取られ
悪魔に羽根を破られて
真っ暗なこの世界に
果たして生きてゆける
迪はあるの…?
君と歩いてた道は今
どんな荒路に
なっているんだろう
見えていたはずの
未来が1つ
小さく音を鳴らし
弾けて…闇に散った
星屑の見えない天
仰ぐ度寂しくなるのは
何故?
音の合わない弦楽器
無造作に鳴らして
泣いてみる
捜したよ…?
君の足音のする方を
いつも追いかけていたのに
君の残り香だけが
頬を掠めて
僕はまた走りだす…
未来のない出口を探しに…
*